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嚥下障害とは?

皆さんこんちは。

長崎駅前の交通会館ビル5階で開業しております、稲澤歯科医院の稲澤陽三です。


2021年、明けましておめでとうございます。


今年のお正月はどう過ごされましたか?

まだまだ新型コロナウイルスが猛威をふるっている最中ということで例年にはない自粛正月を送られたことでしょう。一刻も早い終息を願うばかりです。


さて、お正月といえば美味しいお料理をたくさん食べることと思います。この「食べる」という当たり前の行為が加齢や病気で困難になることがあります。


今回は加齢に伴う嚥下障害についてお話しします。まず嚥下障害とはなんでしょう。年齢を重ねるにつれて今まで当たり前にできていたことが少しづつ難しくなってくると思いますが飲み込む力の衰えもその中の1つです。


この力が衰えることによってむせやすくなったり誤嚥するリスクが増します。誤嚥性肺炎という言葉を聞いたことがあるかと思いますが、高齢者の死亡原因としても多くを占めています。


通常、飲み込む時は気管に繋がる入り口を閉じますが、嚥下障害があると、うまく機能せず誤って気管に入り肺で炎症を起こしてしまう可能性があるのです。


更に、つまった時に咳込みなどで異物を出そうとする力が衰えていることも一つの原因です。では、対策と治療法としてはどういったことがあげられるかというと、食べ物を使わず舌や喉のトレーニングを行うリハビリや、冷、温、辛などの刺激を与えて嚥下を促す訓練があります。


あとは日頃からお口の体操などを行っておくと予防になります。一生楽しく食事をするためにも改めて考えてみましょう。詳しい方法などはかかりつけ医に相談しましょう。



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