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口唇閉鎖不全とは


今回のテーマは「口唇閉鎖不全とは」です。

皆さんこんにちは、長崎市長崎駅前の交通会館ビル5階で開業しております、稲澤歯科医院の稲澤陽三です。

ついに長崎は梅雨入りしました。

雨が続くと、じめじめして気分も 沈みますが、作物や自然界の事を考えると、これも必要とされる季節ですね。

余談に なりますが、人と自然の関りとして面白い数の法則があります。

人(成人)は1分間 に18回前後呼吸しますが、海の岸に押し寄せる波の回数もそれくらいです。

そして18の倍数の36は人間の体温で、36の倍数の72は脈拍数、倍数140は血圧、288は赤ちゃんがお腹の中にいる日数というように、不思議と自然界と合致した法則が あるようです。

それを考えるとすごく神秘的で人と自然の繋がりの深さを改めて知る ことができますね。

自然に感謝して生きていきましょう。

さて、本題に入りまして、お口の話をしましょう。皆さんの周りにお口がポカーンと開いているお子さんはいま すか?

大人の口呼吸についてはお話したことありますが、実は子どもの口呼吸も、大人が気を付けておげなくてはなりません。

口呼吸の原因は、鼻と口に大きく分けられ ますが、その特徴として鼻の場合鼻づまりでよく喉が腫れて熱を出すということがあ ります。

口の場合、指しゃぶりをしている、前歯が出ている、食事中に音を立てる、 唇が乾燥している、上唇が「山」の形をしており下唇が分厚いなどがあります。

これ らは舌や唇の筋力不足や癖により起こることが多いようです。

対処法としては、歯科 医院にて咬み合わせの調整やお口の周りの筋力訓練等を行います。

お子さんでも簡単 にできるものなので、早期に始めることで歯科矯正治療を回避できることもあります。

赤ちゃん頃から20歳くらいまでにどれだけ口腔機能を獲得するかが成人期以降 の口腔機能維持に繋がります。

口腔閉鎖不全の治療は一般的な筋訓練など含め保険診 療対応となりますのでお子さんをよく観察していただき、口唇閉鎖不全の特徴がみら れる場合は耳鼻科や歯科を受診しましょう。

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