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ウイルス対策と唾液の関係 ~稲澤陽三です~

皆さんこんにちは。長崎駅前 交通会館ビル5階で開業しております稲澤歯科医院の稲澤陽三です。稲澤歯科医院では予防歯科にも力をいれており、インプラントやホワイトニングなどの施術も行っております。

さて早いもので、もう3月になりました。

3月といえば別れの季節ですが、現在新型コロナウイルスの影響で、各県地域によっては卒業式等が中止になる所もあるようです。

残念ではありますが、ウイルスが相手だということで、仕方のない対処なのかもしれませんね。

このように「ウイルス感染」が大きな問題を抱えている今、もう一度予防について考えてみましょう。

細菌やウィルス

以前もインフルエンザの時にお話ししましたが、実は唾液力をアップさせることで免疫力の向上に期待ができるのです。口腔粘膜面では主体的に活躍しているIgA抗体という免疫物質があります。このIgAが様々なウイルスや病原菌から私たちの健康を守ってくれています。

IgAが1番多く存在するのは腸の中ですが、唾液中は4番目に多くのIgAが存在します。

つまり、唾液量が多ければ多いほどIgAが多くなり、免疫力がその分アップするのです。反対に、IgAが低下すると、病気にかかりやすく、疲労感が強くなるという研究データが出ています。

また、これに関連して、歯科でプロによるメンテナンスを受けていた人は、受けていない人に比べて、インフルエンザや風邪の発症率がすごく低かったというデータも出ています。これを踏まえ、唾液量を増やすことにより、虫歯・歯周病・口臭・舌の痛み・病気の予防ができるのです。

お口の中の菌を減らすことも上記のことに繋がりますので、マスクや手洗いうがいだけではなく、お口の中の管理にも目を向けてみましょう。

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