皆さんこんにちは、長崎駅前の交通会館ビル5階で開業しております、稲澤歯科医院の稲澤陽三です。
9月も早いもので、もう後半に入りました。
千葉の方では台風15号 の被害がまだ残っており、心配です。
一刻も早く電力が復旧して、元の生活を送れる よう願っております。
皆さんも、日頃から防災の備えを心がけましょう。
さて、本題 に入りまして、今回は麻酔についてお話ししましょう。
歯科で使用される麻酔のほと んどが局所麻酔ですが、これは歯科治療には欠かせません。
もちろん麻酔なしで可能 な治療もあります。
ここでは麻酔が必要な時の話ですが、たまに麻酔が効かないこと があります。(アルコール飲料に強いかどうかは全く関係ありません。)どのような ときかというと、炎症が強いときや、場所にもよります。
まず、炎症が強いときは歯 の周りの組織PHが酸性に偏っているので効きにくくなると言われています。
また、下 顎の骨は上顎に比べて太くて硬いので元々麻酔は効きにくいのです。
では、効きにく い場合はどうするかというと、麻酔を追加して時間を置いたり、とうしても効きにく い場合は、その日はお薬だけ処方して炎症をおさえてから後日再度麻酔して治療する こともあります。
そして、他にも重要な理由があります。
それは、過度の恐怖症で す。麻酔=痛いと思っていると少しの痛みでも脳がすごく痛いと勘違いして、そう感 じることがあります。
近年では麻酔することで治療中の痛みはすごく軽減されますの で安心して治療を受けて頂きたいと考えます。