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喫煙が与える口腔内への影響

みなさんこんにちは。長崎駅前の交通会館ビル5階で開業しています、稲澤歯科医院です。

今年のゴールデンウィークは最大9連休だったということでしたが、楽しく過ごせましたか?

旅行に行かれた方が多いことでしょう!いつまでも元気でお出かけできるように、身体もお口も大切にしましょう!ということで、今回は題名の通り、タバコがお口の中にどのような影響を与えるのか、お話していきます。

タバコが体に悪いことは皆様ご存知だと思います。しかし、実はタバコの三大有害物質のニコチン、タール、一酸化炭素が口腔内にも悪影響を及ぼします。

なぜならニコチンは、血流を悪くして、歯茎に酸素や栄養を行き渡りにくくします。それだけではなく、細菌から体を守る、免疫細胞の働きを悪くするので、歯周病菌に感染しやすくなります。また、ニコチンや一酸化炭素には血管を収縮させる作用があり、歯周病の方に多く見られる出血や腫れなどの症状があらわれにくくなります。それにより、歯周病の進行に気づかず、手遅れになるということもあります。また、一酸化炭素は血液のヘモグロビンと結合して組織の酸素欠乏を引き起こします。

次に、喫煙をすると歯茎が茶色や黒色になります。これは、ニコチンやタールが歯茎のメラニンを作る細胞を刺激して、メラニン色素が歯茎に沈着して黒くなるのです。これは受動喫煙でも起こります。なので、お子様にもよく見かけます。ちなみに、歯茎の黒ずみは当院で消毒液を歯茎に塗布して除去することができます。

一週間ほど歯茎が白い状態が続きますが、施術中はほぼ痛みもなく元のきれいなピンク色になります。

気になる方は「歯茎のメラニン除去について相談したい」と予約をされてください。

話は戻りまして、喫煙することでタールの影響により歯肉ガンや舌ガンの危険性も高まります。

タバコを吸わない人に比べると約3倍以上高まります。しかし、それを分かっていてもなかなかやめられないという方が多いのが事実です。

タバコはゆるやかな自殺です。まずは強い意志を持って、禁煙外来を受診してみてはいかがでしょうか?

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