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歯周病と全身疾患

皆さんこんにちは!

長崎駅前の交通会館ビル5階で開業しています稲澤歯科医院です。

今年は梅雨に入っても雨が少ないですね。

傘を持ち歩いたり洋服が濡れたりするのはわずらわしいですが、水不足なることを考えると心配ですね。

沖縄は早くも梅雨が明けて夏になる準備をしていますが、夏といえばアイスがすごく美味しい季節です(#^.^#)歯がすごくしみて食べられない!なんてことにならないように歯のチェックを済ませましょう!!

さて、前回のブログで歯周病についてお話しましたが、今回はその歯周病と全身の病気の関りについてお話ししようと思います!

歯周病は、歯の周りの病気と書きますが、実は口以外の体の病気とも深く関わっています。最近ではテレビ等でも取り上げられることが多くなってきたのでご存知の方も多いことでしょう。中でも1番有名なのが糖尿病と歯周病の関係ではないでしょうか。歯周病は糖尿病の第5番目の合併症とも言われています。

まず、糖尿病から歯周病への影響としては、糖尿病で高血糖状態が続くと、身体の防御反応が低下して感染症にかかりやすくなります。

歯周病は感染症なので、健康な人に比べると糖尿病の方は歯周病にかかりやすいのです。

また、高血糖状態で歯茎が傷むと歯周病が進行しやすくなります。

逆に、歯周病が糖尿病に対してどう影響するかというと、歯周病により作り出される炎症性物質が血糖をコントロールするインスリンの働きを妨げます。それにより糖尿病が悪化する可能性が高くなります。

特に2型糖尿病の方は歯周病治療をすることでインスリンの抵抗性が高まり、糖尿病の改善がみられることが認識されています。つまり、歯周病と糖尿病は相互に関係していることを知っておきましょう。

糖尿病の他にも歯周病と関わりのある病気として、心筋梗塞や脳梗塞、誤嚥性肺炎、早産というふうに意外とたくさんあります。心筋梗塞や脳梗塞といったものは、歯周病菌が血管に入り血栓を作ることにより起こります。誤嚥性肺炎についてもお伝えしたいことがたくさんありますが、長くなるので次回お伝えします。

全身疾患だけで考えるのではなくお口の中とも関りがるということを頭に入れて、一度歯科受診をしてみると良いでしょう。

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