皆さんこんにちは。長崎市長崎駅前の交通会館ビル5階で開業しております稲澤歯科医院、稲澤陽三です。
大型台風14号が過ぎ去り、一気に寒くなったかと思うとまた暑くなりましたね。今週末からは寒暖の差が有りますので体調管理に気を付けましょう!
さて、本題に入りまして、皆さんは親知らずは抜かないといけないイメージがありませんか?結論から言うと「役割を果たしており、清掃状態が良好か」によります。
現代人は昔の人に比べると顎が狭く、親知らずがまっすぐ生えていない方が多いです。
その場合、色々と支障が出てくる可能性があります。
完全に埋まっていて見えてなければ問題も少ないのですが、少し見えていると親知らずと手前の歯との間から汚れが入っていきやすく歯茎が炎症を起こして顎の開閉をする筋肉や飲み込む時の筋肉にまで影響が及び、口があけにくくなったり飲み込みにくくなります。
もちろん歯周病や虫歯のリスクも高まります。
では親知らずを抜かなくても良いときはどのような場合でしょうか。
冒頭でもお話しした、役割を果たしている親知らずとは、しっかりまっすぐ生えており上下の親知らずが噛み合っているかどうかです。
このような場合は食べ物をすりつぶすことができるので歯の役目を果たしているのです。
しかし1番奥にあり、清掃不良になりやすいことには変わりはないですので、虫歯や歯周病予防としてあらかじめ4本とも抜く場合もあります。
いずれにしても自己判断はせず、1度診察を受けることをお勧めします。
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